海外での生活を4年してから日本に戻った時の話。
日本語の単語が出てきません。
ものを見て
何かは当然理解できるのですが、
日本語の単語がでてこないのです。
例えば
「受付」について話そうとして、
「Reception」しかでてこないのです。
「うけつけ」という言葉が脳に浮かんでこないのです。
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海外で4年間仕事した
私は4年間をフランス語圏での外国生活をしました。
日本からの駐在という形ではなく、
現地採用という立場です。
日本ではなく外国で雇われた形。給料は安かった(泣)。
日系資本の会社ですが
20人の社員のうち日本人は社長と私の二人でした。
お客様は95%は外国人です。
この環境で4年間を働いたのです。
日本語は仕事の中ではほとんど使いません。
日本語で話すのは社長と話すときと
日本人と食事に行くときくらい。
日本の本社とのやりとりは社長がやっていたので
私はメールや電話で日本語を使う機会は
5%の日本のお客様とのやり取りだけでした。
会社の中では一日中フランス語だけです。
独身で家に帰ったらひとりです。
外交的な性格ではなく、
ひとりでいる時間は長い感じ。
日本語の本や雑誌は読んでました。
日本語がでてこない脳の動きを考えてみた
なぜ、日本語の単語が出てこなくなったのか考えてみました。
脳が考える言語は、日常性買うtで使っている言葉で考えるようになるのでは?
日本語を使わずにフランス語ばかり使っていると
日本語の単語は脳の後ろの方に行ってしまい
フランス語が先に出てくるようになったのだと。
物や、動きを説明するときに日本語がでてくる前に
毎日使っているフランス語がでてきてしまうようになった。
*注意
私はフランス語がネイティブ並みに使えるわけでは有りません。
仕事の単語ややり取りは海外での業務をサバイバルする中で身につけましたが、
雑談や日常会話は苦しいレベルです。
どれくらいで日本語がでてくるようになった?
海外生活から日本に戻り日本の企業で仕事をはじめました。
開始して数ヶ月は脳にフランス語の単語が出てきましたが
その後は日本語が先に出てくるように。
やはり母国語なので直ぐにもとに戻ります。
言語を並行して使う脳は特殊能力
この経験をして通訳の凄さを感じました。
私は通訳的なことをすると
頭が痛くなります。
言葉を行ったり来たりすることが
脳に異常な疲れを与えるからです。
海外から戻って日本語が出てこない体験からも
言葉を並行して使えないと分かりました。
通訳をするひと、数ヶ国語が話せる人
すごい特殊能力で尊敬します。
海外生活後に日本語がでてこないのおわりに
海外で生活すると日本語が出てこなくなる話でした。
思考が日本とは違う世界に行っていたと感じます。
海外仕事のサバイバル的な話でした。
ビジネス英語のサバイバルと同じです。